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187話

林総は天に誓って言える、楊動は今彼女が最も嫌いな人物であり、それ以外にはいないと。

もし彼が真っ先に夜梟のIDを使って彼女のために一ヶ月の安全期間を確保してくれていなければ、林総は絶対に一分一秒たりともこいつに関わりたくなかった。大通りでばったり出会っても、一瞥すらくれないつもりだった。

林総は楊動に「自分が安全になった」ことを伝えるのにわくわくしていたが、

決してあの臭い流氓と喜びを分かち合いたいわけではなかった。

ただ、この件は楊動と関係があるのだから、彼に知らせる必要があると思っただけだ。

「もしもし」

林総は鼻歌を歌いながら、あの男に電話をかけた。

楊動の生気のない声が電...