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1698話

ウォーデン主神、伝説によると万年前から生き延びてきた、レムリア文明の高等遺民とされる。

超凡なる神力を持ち、精神文明の頂点を代表する存在だ。

そして千百年の間、ウォーデン主神の存在はギルンガの民の信仰となった。

誰も敢えてウォーデン主神の命令に背くことはなく、ましてや怒らせることなど考えられない。その地位は至高無上のものだった。

そのため、林映氷がウォーデン主神の名を出した途端、リャオス夫人はどれほど胆が据わっていようとも、もはや逃げ道はなかった。歯を食いしばりながら言った。「そ、そうよ、私よ。それがどうしたの?あ、あなたは何をするつもり?」

林映氷は怒ることなく、相変わら...