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1625話

十二時間。

連続十二時間にも及ぶ高強度の内力の放出で、古蜀王はついに精根尽き果て、手を上げる力さえ残っていなかった。

楚紅はまだそこで忙しく働いていた。彼女がこの地域の産婦人科の看板医師となったのも理由のないことではなかった。

このような高強度の作業の中でも、彼女は最も集中した状態を保ち続け、古蜀王の異変にさえ気づかないほどだった。

古蜀王の顔色は青ざめ、黛色の眉は固く寄せられ、何度も心ここにあらずといった様子で外を見やっていた。

林映冰の人手が介入したことで、天門のほうは一時的に危険はないはずだった。

しかし古蜀王の胸には、ずっと不吉な予感が去来していた。

その不吉な予感はどこから来るのか?...