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1512話

「山の寺に到着してから、ずっと崖の端で何かを考え込んでいて、天の道の規則とか、そんなことを独り言のように呟いていましたよ」

米青児は丁寧に状況を説明した。「羅社長と顧局長が帰る時に挨拶したのに、あなたは反応しませんでした」

「私、羅晨寺に入ってないの?」

林映氷は呆然とした表情で尋ねた。その質問に米青児と程禄はさらに困惑し、二人とも首を振って答えた。「いいえ」

「私は羅晨寺に入っていない、戒心大師にも会っていない、ただ外で立って独り言を言っていただけ?」

林映氷は魂が抜けたような様子でそう言うと、顔を上げて空を見た。空には星が輝き、一つ一つが夜光珠のように煌めいていた。その光景を見て...