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1309話

林総の調子はどう?

楊動の言葉を借りれば、この女はすっかり痴呆になってしまったということだ。

間違いなく痴呆になったのだ。そうでなければ、どうして壁を見るなり突進しようとするだろうか?

楊動が止めなければ、今頃は頭から血を流していただろう。

二人は先ほど毒水で満たされた通路を通り抜け、四体の僵尸が潜む部屋に辿り着いた。

この四体の僵尸はどれも手ごわい相手だった。今夜の楊某の神がかり的な活躍がなければ、完全に袋のねずみになっていたことだろう。

僵尸を何とか倒した途端、大量のコウモリが現れた。

人の脚ほどもある巨大なコウモリが空一面に広がり、楊某を絶望させた。

だが...