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1304話

巨石は普通の岩にすぎず、周囲には雑草が生い茂り、特に異常な点は見当たらなかった。

一人のボディガードが李襄陽に説明した。「あの時、楊さんはまるでカエル…いや、トカゲのように石の上にぺたりと這いつくばったんです。すると石の表面が動き出して、エレベーターのように回転しながら下降し始めました。林苑主も一緒に下っていかれました」

「エレベーターのように?」

李襄陽が眉をひそめた時、枯智和尚が歩み寄ってきた。「李施主、どちらへ行くおつもりですか?」

「この済河の底に古墳があるんです。楊動はその古墳を探し当てようとしていて、入口はここにあるはずなんです」

李襄陽は簡潔に説明しながら、素早く巨石に...