幸運な最強の兵士

1229話

服務員が言っていた白さんとは、もちろん白露のことだった。

白露は宴会を先に離れた後、別荘の裏手にある休憩エリアへ向かい、部屋を予約してから楽動の到着を待っていた。

楽動が彼女の居場所を見つけられないかもしれないと心配し、わざわざこの服務員に頼んで待たせていたのだ。

楽動もそれを理解し、微笑みながら頷いた。「分かりました」

そう言うと、楽動はもう我慢できないようにトイレへ駆け込んだ。

彼は限界だった。生理的なものだけでなく、精神的にも。

「亀息法」で酒を飲み続けたことで、体にかかる負荷があまりにも大きく、今は頭と体が分離しそうな感覚だった。早急にこの状態を解除し、腹の中の...