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1075話

引退してから、楊爺さんが最も忌み嫌っていたのはタバコで、最も好きだったのもタバコだった。

しかし健康上の理由から、一日に吸えるのは最大で三本だけ。

楊爺さん自身の計画では、朝昼晩に一本ずつということになっていた。

だが楊暁松がドアを開けた時、はっきりと気づいたのは、目の前に漂うこの濃い煙は、とても三本のタバコで作り出せるものではないということだった。

楊爺さんは少なくとも半箱は吸ったに違いない。

楊暁松は眉をひそめ、振り返って脇に立つ医者を見た。

その医者は四十代くらいの様子で、楊暁松が自分を見ているのに気づくと、苦笑いしながら首を振り、楊爺さんを説得しようとしたが全く...