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551話

「韓冰のでかい声が聞こえてきた。「このクソ林、どこに消えてたんだ?二日も姿を見せないなんて。昨日メールよこして任務中だって言ってたけど、まだ終わってないのか?」

「まだだよ。この事件は特に大きくて、一日二日じゃ片付かないんだ」

私の声はまだ小さかった。

「何してるの?どうしてそんなに小さい声なの?」

「張り込み中なんだ」

「本当に?」

「奥さん、正義を貫けって言ったのはあなたじゃないか?あなたの熱心な教えのおかげで、正義という二文字がいつも心にあるんだ。今やろうとしていることも、まさに正義そのものだよ」

「どんなこと?」

「家に帰ったら話すよ」

「ダメ、もう好奇心をそそられち...