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306話

「林さん、冗談はやめてください」

小雅の小さな手に力が入り、彼女は手を引き抜こうとした。

冗談じゃない、俺の魔の手に落ちたら逃げられるわけがない。それは林様が許さないことだ、ふふふ……

俺は警官の張清にさえ、同じように手を出した。ましてや彼女なら尚更だ。

俺の辞書には「遠慮」という言葉は存在しない。彼女が抵抗すればするほど興奮する。もし素直に従うなら、かえってつまらなく感じるだろう。

だから、俺は彼女の手を離すどころか、強く引っ張って彼女を腕の中に引き寄せた。

そして、その柔らかい小さな手を放すと、片手で彼女の細い腰に回し、もう片方の手は長い間垂涎していた場所へと伸ばした。

「林...