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235話

「私の可愛い子ちゃん、そのまま寝てるだけじゃ困るよ」

「兄貴、この娘マジで綺麗っすね、おっぱいも大きいし」

ドアを開けた手下が下卑た笑みを浮かべて言った。

その言葉を聞いて、私はこいつを抱き寄せてキスしたいくらいだった。杜景天の性格なら間違いなく興味を示すはずだ。

「こっちに連れてこい」

杜景天はグラスを手に酒を一口飲み、箸で料理をつまみながら大声で言った。

その手下の顔にはさらに卑猥な笑みが浮かび、目を輝かせて邱詩葉の胸元を見つめ、かがみ込んで手を伸ばした。明らかに触ろうとしている。

その光景を見て、私は思わず拳を握り締めた。

どう考えても、ワイルドローズは今...