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215話

「丁ちゃん、兄貴が来たぜ、へへん」

私の心の中で少し興奮しながら密かに叫び、すぐに作戦を練り始めた。

次の瞬間。

また人混みの中に来た私は、ようやくチャンスが来たと思った。

「すみません、通してください……あっ」

声を掛けたところで、「無意識に」声を上げ、同時に体がよろめいて前に倒れ込んだ。

私の予想では、こうして倒れ込めば、一瞬で丁ちゃんを抱きしめることができるはずだった。

そして、彼女を抱きしめた瞬間、無敵の龍の手を即座に動かし、彼女の二つのアレでも下の部分でも、三秒以内に一通り触れるつもりだった。

そうすれば、彼女が反応する頃には、これだけの人がいる前で、きっと黙って我慢...