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189話

「へぇ、いつの間に友達なんかできたの?しかも解決してあげるだなんて、偉そうじゃん。知らない人が聞いたら、あんたがどれだけすごい人物か勘違いしちゃうよ」

韓冰は新大陸でも発見したかのように私を見つめていた。

私は内心で笑った。ふん、この先もっと驚くことになるぞ。

「なんだよ、その言い方。乞食だって仲間がいるんだぜ。俺みたいな優秀な男に、友達の一人や二人いて当然だろ?」

私は照れ笑いを浮かべた。

「男?女?」

韓冰の瞳が私を鋭く見つめていた。

「男だよ。信じないなら劉聡に聞いてみろよ。あいつは絶対嘘をつかないからな」

私は数歩離れた場所にいる劉聡を指さした。

劉聡は私のその仕草に...