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187話

もしそうだとしたら、今日のこの件は正しく対処できたということだ。そうでなければ、俺は大きなトラブルを招き入れてしまっていたところだった。

しかし、考えてみれば、趙虹は下着まで着替えずに出かけたんだ。彼女はいつでも何かをする準備ができていたということか。この朱世光はなかなかやるな。

「麗麗、こんなに色々教えてくれてありがとう」

俺は袁麗麗に笑いかけた。

本当に心から感謝している。こうすれば早めに対策を立てられるし、朱世光に不意を突かれることもない。

「まだ感謝するのは早いわ。もし趙虹があなたのことを聞いてきたら、バーのことは話さなきゃいけないから。理解してほしいの」

袁麗麗は少し申し...