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186話

振り向いた瞬間、私は思わず固まってしまった。

彼女がなぜここに?

「あら、なんて偶然」

袁麗麗は私を見つけると一瞬驚いたが、すぐに嬉しそうな笑顔を浮かべた。

私は彼女の手にあるブラジャーをちらりと見て、上の空で言った。「ああ、本当に偶然だね」

「あれは私の友達よ」

袁麗麗はブラジャーを私に渡すつもりはなく、逆にバッグにしまい込んだ。彼女は気まずそうにそう一言言うと、あの女性の方へ足早に歩いていった。

袁麗麗が歩き出した時、巨乳の女の子はすでにその女性のスカートを両手でつかみ、またあの姿勢をとっていた。

「やめて!」

袁麗麗が叫んだのとほぼ同時に、巨乳の子が力...