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77話

趙氏は冷澜之を見るなり、真っ先に攻撃を仕掛けた。「姫様、どうして外の人を助けて安儿をいじめるのですか？」

趙氏は沈临安の手を引いていた。

沈临安は趙氏の後ろに隠れ、目を泳がせ、冷澜之の表情を見る勇気もなかった。

しばらくして、彼の心に一筋の希望が芽生えた。

姫様の母は昔、自分をとても可愛がってくれていた。何かと自分のことを考えてくれていたのに、あの賀家の娘のせいで、姫様の母は自分から遠ざかってしまったんだ。

今、姫様の母はあの賀家の娘が自分をいじめたことを知った。あの子はいい子じゃない。姫様の母はこれからあの賀家の娘を遠ざけて、また自分と仲良くしてくれるんじゃないだろうか？

そう思って、彼は顔...