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417話

馬車の轍がゴロゴロと鳴り、ある路地の外まで進んだとき、冷澜之は突然路地から泣き叫ぶ声が聞こえてきたことに気づいた。彼女は簾を上げて外を見た。「何の騒ぎ？」

御者は馬車を止め、しばらくすると護衛が事情を探ってきて報告した。「公主様、皮府が家宅捜索を受けております」

敵国と通じ国を売る罪は九族まで連座する重罪だ。皮府の者は一人残らず、誰も逃れることはできない。

皮府の人間だけでなく、皮府に住んでいない一族の者でも、生きている者は皆捕らえられ、日を選んで斬首される。

冷澜之は皮府の上空に渦巻く泣き叫ぶ声を聞きながら、複雑な思いに駆られた。

群衆の中で、梅染児は忍びない表情を浮かべた。「小公...