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410話

秦王府。

虞音彤は一番上の衣紐を解きながら、甘えた声で言った。「王様、妾がこんなに見事に任務を果たしたのですから、どうお褒めくださいますの?」

彼女の見えないところで、秦王は嫌悪感を隠せず口元を歪めた。

しかし大事を成し遂げる前に騒ぎを起こしたくなかったため、笑いながら女を寝台に押し倒した。「この淫らな女め、丁一諾の下でもこんなに艶かしいのか?」

虞音彤は侮辱されたと感じ、目に涙を浮かべた。「王様、妾の心はあなた様だけのもの。あの男には決して触れさせませんわ!」

秦王は心中かなり満足し、動きを止めることなく続けた。

やがて、秦王は衣服を整え、冷ややかに言った。「お前はよくやった。丁青山が盟主に...