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309話

「半斤?」

「それって四十両の銀子じゃないか?!」

「ふっ!」

彼は一体何を見逃していたのだろう!?

彼の家は貧しく、こんな高価なお茶はおろか、数十文一両のお茶さえめったに飲むことができなかった。

しかも、これは単にお茶を飲むか飲まないかの問題ではなく、このお茶があれば格が上がるのだ!

後悔した!

彼の鄭という文人への視線は一変した。最初の同じ敵に対する怒りから、不共戴天の敵へと変わった!

鄭という文人も少し舌を巻いた。

彼の家にはある程度の小金はあったが、それでも小さな商売をしているだけで、数十両の銀子は一年の総利益に相当した。

しかも彼の身分では、こんな高級なお茶に触れることはできなかった...