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301話

彼女は男色に興味はなかったが、確かに子供が欲しいと思っていた。

自分だけの子供。

恭親王の小さな孫は白くて柔らかそうで、まるで雪玉で作った団子のようで、冷澜之はその時少し心が揺らいだが、深くは考えなかった。

今、母后に言及されて、彼女は突然思った。これからの人生、自分の血を引く者が側にいるのも悪くないと。

「母后はご心配なさらないで。この件は気にかけておきます」

皇后は彼女を睨みつけた。「駙馬選びも気にかけるとは言ったが、今に至るまで何の動きもないではないか」

冷澜之は照れ笑いを浮かべた。

皇后はため息をついた。「まあよい。もう一度だけ信じてやろう。だが、お前が上手く選べないようなら、本宫が手...