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202話

「どうだ？」

冷嵐之が薬の香りに満ちた部屋に入るとそう尋ねた。

だが言い終わってから気づいたことに、林維揚はすでに服を着て床から降りていた。彼女の姿を見ると、彼は立ち上がって一礼した。「姫君」

冷嵐之は軽く手を上げた。「礼はいい。今はどう感じている？」

彼の怪我はかなり重く、その間、医師は彼が生き延びられないとまで断言していた。しかし冷嵐之が大金をかけて百年人参や他の貴重な命を繋ぐ薬材を取り寄せた後、彼はようやく命を取り留めた。

命は救われたものの、すでに病根と隠れた疾患が残り、今後多くの苦しみを味わうことになるだろう。

冷嵐之は非常に後ろめたく感じていた。

「些細な怪我です。姫...