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195話

周小強が胸当てを外したところで、彼の携帯が鳴った。

この瞬間、尻に火がついても出たくないところだった。今は張雨琪を本当に抱くことはできなくても、思う存分キスして、彼女のパンティを濡らすくらいはできるはずだった。

我慢できなくなれば、鄭燕児や葉子珊に助けを求めることもできる。張雨琪は女の子だから、きっと自制できるだろう。どうしようもなくなれば、口で出してもらうという手もある。

だが、この電話は葉子珊からだった。彼女は周小強がホテルで大事な「用事」があることを知っているはず。重要なことがなければ、こんな時に邪魔するはずがない。

「琪、僕の宝物。君が女になりたいのは、なかなか大変なことみたいだね」周...