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935話

西凉のとある中学校。

ちょうど昼食の時間だった。

校服を着た生徒たちが、弁当箱を手に持ち、こぞって食堂へと押し寄せていた。これは内陸部の都市から援助を受けて建てられた中学校だ。そのため、老朽化した校舎の前には「京援学校」という四文字が掲げられていた。

これがこの町では、最も良い学校だった。

生徒たちは我先にと急いで食事を取りに行くが、食堂の料理はただの質素な野菜のおかずだけだった。それでも子供たちは皆、嬉しそうに食べていた。

彼らはみな、この学ぶ機会を大切にしていた。

ここで学ぶのは容易なことではなく、山を越え川を渡り、多くの生徒が荒涼とした山奥に住んでいた。

「娇娇、昨日パソコン室に何しに...