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723話

「眠れない、卓偉に会いに行く!」

そう思った瞬間、私の心は沈んでいった。

昼間はまだ国内の話を聞きたくなかったのに、今では自分が待ちきれなくなっていた。

私の目には、蘇婵は可哀想な女だった。

彼女は美しい。心を揺さぶるほど、国を傾けるほどの美しさだ。私が見た全ての女性の中で、最も美しい一人だ。彼女と肩を並べられるのは、行方知れずの甄桃くらいだろう。蘇娜は今のところ蘇婵には及ばない、これは本音だ。蘇寒には一目見ただけで、弱々しさを感じさせる雰囲気がある。

男なら誰でも、彼女を守りたいという強い衝動が湧いてくるだろう。

乱世なら、西施や貂蝉のような存在になっていたに違いない。

彼女はそれほど賢く...