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712話

高速道路のランプは速度を落とすためにあるものだ。

その二台の車が追いかけてきて、なんと左右から、狭い道路で私たちの車を激しく挟み込んできた。私たちのアウディはさっきのポルシェとの衝突で既にボロボロで、片方のヘッドライトは壊れていた。窓ガラスもほとんど粉々になり、冷たい風が窓から吹き込んで、頬がヒリヒリと痛んだ。

連亜光はスピードを落とすつもりなど全くなかったが、仕方がない。

カーブが続くランプでは、必然的に速度は落ちてしまう。

これは私たちにとって非常に不利だった。二台の車が近すぎるし、最も重要なのは、その二台の車がそれぞれ自動小銃を取り出したことだ。私と連亜光の顔色が変わった。銃が近すぎて、...