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632話

雰囲気は気まずかった。

私の手は一瞬どうしていいかわからなくなった。

くそっ。

私はこの歳まで生きてきて!まさか初めて男性のそこに触れるなんて、しかもこんなに硬いものを!

なかなかの大物だな……

なぜだか、心の中でそんな考えが浮かんでしまった。

部屋の中は、針が落ちる音さえ聞こえるほど静かだった。

私はびっくりしたんだよ!

なぜ彼が硬くなるの?

林若は彼が性的不感症だって言ってなかった?二人はずっとセックスレスの結婚生活だって?

もしかして……

私の顔色が一気に変わった。

いったい何なんだ……

私の手は、その硬いプレッシャーからゆっくりと抜け出した。

息をするのも怖くなるほどだった。

どうしよ...