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38話

「こいつは何者だ?」

スキンヘッドの男が悪意のある目で私を見ていた。煙姐は私が出てきたのを見て、急いで目配せしてきた。

「おう、わかったぞ。お前が連れてきた若い男か。ふん、悪くないな。さあ、一緒に遊びに行くぞ!」スキンヘッドは煙姐のお尻を叩いて、大声で笑った。

「違うわ、彼はうちのリーダーよ。小劉、あなたは下に戻って仕事して」煙姐は私に向かって目を細めた。

「ちっ、リーダーだと?このガキは男娼の顔つきしてるじゃないか。金さえあれば、大人しく俺についてくるはずだ!」太ったスキンヘッドは傲慢に言い放った。

男娼という言葉を聞いた瞬間、思わず平手打ちをくらわせたい衝動に駆られた。だが煙姐があ...