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377話

「あっ……」

彼女は苦しげに声を上げた。

さらに私を押し退けようとして、その身体の接触によって私の傷まで痛み出した。

「何をする!」

私は思わず歯を食いしばって怒鳴った。

この時すでに、私は彼女の中に入っていた。十分な潤滑があったので、彼女がかなり締まっているとはいえ、そこまで抵抗はなかった。もう処女でもないのに、何を叫んでいるのだろう?

もちろん、彼女を差別したり、軽蔑したりするつもりはない。

買う人がいるから、売る人もいる。

彼女を軽蔑することは、自分自身を軽蔑することになる。

彼女は顔を横に向け、頑固な表情は変わらないまま。唇を強く噛み締め、一言も発しない。

くそ、これはどういう意味だ?...