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371話

「あーっ、恥ずかしい…」

マジで超恥ずかしいっ!

さっきまで大口叩いてたのに、「俺は片手でも余裕だ」なんて。まさか初めてがこんなに上手くいかないとは。

いや、普段は片手でもできるんだけどな。

俺は顔をしかめた。

洛菁晨は俺のチャックに挟まれた部分をじっと見つめ、思わず小さな口を手で覆った。「うわぁ、鉄筋じゃなくて鉄棒だったのね!」

俺は…

「この鉄棒、何の役にも立たぬ…」

思わず呟いてしまった。

「あはははは!」

洛菁晨は元々大胆な性格だが、酒を飲んだ後はなおさらだ。

「ねぇ、さっき私を見て感じちゃったの?ふーん?まさかこんなダサ男に、こんな立派な資本があるなんてね…」

「手伝って、くれるの?...