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37話

翻日二日目の朝、九時に目が覚めた。別に寝坊したくなかったわけではない、ただ兄貴から電話がかかってきたのだ。

「昨夜はどうだった?」

俺は笑いながら尋ねた。

「まあまあだな、へへ、あの二人も何とかなったよ。でも俺はもう彼女とは連絡取らない。次男と四男のことは、彼らの意思に任せるさ」

一瞬固まり、「ふーん」と返事をした。

一度きりの関係なら問題ないが、もし連絡を続けるなら、蘇娜がどんなに良い性格でも許せないだろう。

「昨夜は八千元かかったけど、俺が払っておいた。お前の金は取っておけ、親に送ってやれ」兄貴は淡々と言った。

「そんな、ダメだよ!」

俺は慌てた。

「お前、そんなに金持ちか?俺や四男よ...