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327話

あぁ、なんてこった……

私と楚可児は一瞬にして狼狽えてしまった……

これはマジで。

まるで浮気現場を押さえられたような感覚だ。

「へへへ、これは、その……」

私は顔中が引きつったような笑みを浮かべ、急いでズボンを整えた。

楚可児の顔は真っ赤になっていて、顔だけでなく体も赤くなっていた。さっきまで私の愛撫で昂ぶっていたところに、蘇娜に見つかってしまったのだ。その倫理的な衝撃に、少女はもう耐えられないようだった……

彼女は慌てて片手でシャツを掴んだ……

だが、乳白色のハイヒールを履いた蘇娜の足が、楚可児のシャツを踏みつけていた……

「娜姉さん、私……」

楚可児は怯えていた。蘇娜にこうして踏まれたま...