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308話

私は愕然とし、それから思わず苦笑した。

「何を言ってるの？」

私はふふっと林若を見つめた。

「愛してるって、私を？」

これは世界一の冗談だと思った。確かに、林若は私の中で常に完璧な存在だった。彼女の個性は林希児よりも際立っていた。彼女の美しさは誰も比べものにならず、彼女の完璧さは誰も超えられなかった。私の心の中で、彼女はかつて最愛の女性だった。

そして、私の人生で初めての女性でもあった。

彼女は私から多くの「初めて」を奪っていった。ベッドでの初めて、初めて女性を夢に見た経験、初めて朝から晩まで女性を想い続けた経験、初めて一人の女性を生きる希望にした経験。

刑務所の中で、あの時、彼女は私の心を独...