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27話

これぞ神が男に与えた最高の贈り物、造物主による最も完璧な表現だ。

弓に矢をつがえた状態で、私はほとんど躊躇わなかった。

「うっ……」

彼女の顔に一瞬、痛みの色が走り、歯を食いしばった。

これが私の初めて、完全に真の意味での初めてだった。

初めて女性と本当の交わりを……

私は彼女を知らない、名前すら知らない。夜の店に遊びに来ただけかもしれないし、私をただの坊ちゃんだと思っているのかもしれない。でも構わない、さっきのあの情熱的なキスの感覚だけで、私は彼女に深く魅了されていた。

この魅惑、この命を懸ける思い、煙姐にも雪姐にも、他の誰にもなかったものだ。

二十歳の若者、血気盛んな上に、この夜の世界で日...