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214話

須菜は絶対に想像もしていなかった。

夜のクラブで何度も目にし、心の中で何度も恥ずかしいと蔑んできたあの光景が、今、自分の身に起こるなんて。

彼女は男に、両足を力強く開かされていた……

黒いミニスカートを履いた彼女の、黒い下着、その縁に沿った滑らかで白い肌が、完全に私の目の前に晒されていた……さらに数本の不埒な毛が、こっそり覗いているのも見えた。

あまりにも美しく、あまりにも完璧で……

私は思わず唾を飲み込んだ。

「だめ!」

おそらくここがボックス席で、隣にも人がいる、いや、数歩先にも他の人がいるかもしれないということを思い出したのだろう。そんな感覚が須菜にさらなる刺激を与え、彼女は自分の脚を閉...