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175話

「ふふ、お嬢ちゃん、おじさんは醜いけど優しいんだよ……」

崔総管の顔には淫らな光が宿り、董姝の美しい顔立ちを眺めていた。

「ふん!」

董姝は冷たく鼻を鳴らし、彼を見向きもしなかった。

そのとき、隣の部屋から声がどんどん大きくなってきた。男の声、女の声、叫び声、狂った声。

聞いているだけで顔が赤くなるような声だった。

董姝はまだ幼いとはいえ、すでに十六歳。この反抗期の子が、そんなことを聞いたことがないはずがない。聞いているうちに何が行われているか理解し、顔を赤らめ、「ぺっ」と唾を吐いて罵った。「ここはいったいどんな場所なの!」

崔総管は大笑いした。「ここは天国さ。男の天国、女の天国。お嬢ちゃん、...