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151話

この時の林若は、とても美しかった。

息を呑むほどに美しく。

私は我慢できずに彼女にキスをした、彼女の甘い香りを心ゆくまで貪るように。

この瞬間は他に誰もいなく、二人ともリラックスしていたから、林若も楽しんでいた。私が長椅子に半分横たわると、彼女は私の上に覆いかぶさり、私の体は彼女の柔らかさを感じ、口は彼女の甘さを吸い込んだ。

丸五分間、二人とも息が切れそうになってやっと名残惜しく離れた。

「僕、もう魅了されてしまったよ」

私は林若を見つめて言った。

林若はくすくす笑った。「私のこと、水商売の女だと思ってるんじゃない?だって、あなたは私が指名した男の子なんだから」

「頼むよ、あの時僕はフロアマネ...