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12話

「お風呂上がりの雪姉さんが、仕事中よりもずっと綺麗だなんて思わなかった!」

雪姉さんの髪は少し波打っていて、パジャマ姿で、タオルで髪を拭きながら部屋から出てきた。全身から香りが漂ってくる。パジャマは控えめなデザインだったが、それでも彼女の曲線美を隠しきれず、脚は白く美しかった。濃いメイクをしていない雪姉さんの顔立ちは実に繊細で、どこか知的な美しさを醸し出していた。

今の彼女は、夜のお店で働く女性には全く見えない!まるでキャリアウーマンか、気品のある女教師のようだった。

私はしばらく見とれてしまった。

「どうしたの?」

雪姉さんは不思議そうに私を見た。

「い、いえ、雪姉さん、実はメイク...