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13話

二人が不愉快に別れて以来、二人きりで会うことはなかった。蘭玉は李聿青を見るなり、若者の真っ直ぐな眼差しと目が合い、抱えていた琵琶をぎゅっと胸に抱きしめ、淡々と言った。「お茶はもう冷めてしまいました。二少爺はどこか他へ行かれた方がよろしいかと」

李聿青は冷笑した。「どういうことだ?小娘のお茶は三弟には飲ませるのに、俺には飲ませないと?」

蘭玉は李聿青を見つめ、言った。「二少爺がお飲みになりたいならどうぞ。私はお相手できませんが」

彼が身を翻して部屋に入ろうとした瞬間、ドアを閉めようとしたが、半分閉まったところで、細長い腕が彫刻の施された木製のドアを押し止めた。

蘭玉は眉をきつく寄せ、琵琶...