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16話
Mの前方の性器は大きくはないが、可愛らしいピンク色をしている。荒い麻縄で縛られ、溢れ出る体液が繊維に染み込んでいるのが見え、痛みと痒みを同時に感じているに違いない。前方には尿道にプラグが挿入されているようで、揺れる度に先端の鈴が微かに音を立てる。その音は小さいながらも、確かな存在感を放っていた。
準備万端のMは彼の手間を省いてくれたが、主人として冒されたような感覚も覚えた。結局のところ、この縛りは彼の命令によるものではなく、この淫乱が他人に拡張させ、穴を満たし、縛らせ、誰かに来て虐められるのを待っていたのだ。これは理不尽な怒りだと分かっていた。彼らは初対面の一夜限りの約束だったのだから。だが...