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7話

丁逸が環境に慣れようと思っていたところ、先ほどのベビーフェイスの警備員が彼に目配せをしてきた。何か言いたいことがあるようだ。

少し疑問に思いながらも、丁逸は相手について事務室を出た。

「丁さん、あいつは本当に欲深いんですよ。あなたが何か贈り物をする必要なんてありません。そうしたらつけあがるだけです。もし今後あいつがあなたに意地悪をしてきたら、上の人に訴えてやればいいんです!」

ベビーフェイスの警備員は憤慨した様子で言った。まるで丁逸のことを不憫に思っているようだった。

丁逸は、この若そうに見える小さな警備員がまさかの正義漢だとは思わなかった。一気に好感度が上がった。

彼は気にしない様...