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420話

張輝は振り向き、張雨晴を見てかなり驚いた。彼女がこれほど取り乱した表情を見せるのは初めてだった。

彼女はいつも自信に満ち溢れていた。紫段の中級以上という九玄真気の修為を持っているからだ。それは一般人には到達しがたいレベルだった。

しかし、今や彼女さえも怯えている。明らかに、山田正二の邪悪な忍術は想像を絶するほど強大な力を持っているのだろう。

張輝は彼女に微笑みかけ、リラックスした表情で言った。「張おばあさん、安心して。必ず無事に脱出できるよ。僕はまだ君の胸をマッサージする約束があるからね」

「あ、あんた、この小僧、またふざけた事言って？」張雨晴は言葉に詰まり、拳を振りかざして脅すような仕草をし...