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401話

玄関に、たくましい体格の大男が立っていた。同じく全身が黒褐色で、その姿は年老いた夜叉のようだった。

張輝には分からなかったが、これが張大虎と張二虎の父親である張大力だった。

張家において、張大力もかなり横暴な人物だった。元老会の議長という立場を利用して悪事を働き、さらに自分の二人のろくでなし息子たちの非行も庇っていた。張輝は知っていた。祖父は見過ごせないと思っていても、族長である彼も実際には張大力には手を出せないのだということを。

張老は顔を曇らせ、素早く立ち上がり、冷たい声で言った。「張議長、何をするつもりだ。ここは私の家だぞ、よくもそんな無礼な態度で踏み込んできたな」

張大力は鼻を鳴らし、...