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371話

張輝は彼を一瞥し、冷たく言った。「つまり、これが私たちを訪ねてきた本当の目的だったわけだな」

劉文強はうなずき、微笑みながら言った。「その通りだ、隊長。実は、俺はずっとお前たちと冷静に話し合いたいと思っていたんだ。過去のことは過去として、前を向くべきだろう」

過去のことは過去として、随分と軽く言ってくれる。張輝は心の中で思った。お前の天辺を叩き潰してやれば、そう簡単に済むものか。

張輝は口には出さず、冷酷な表情に地獄の悪魔のような恐ろしい色を浮かべた。その表情こそが、劉文強の全身を不快にさせていた。これだけの年月が経っても、あの時張輝を裏切り、かつての戦友たちを皆殺しにしたことで、自分は...