若様 、王様は男娼です

86話

「そんな話をされると、かえって心が乱れる」と之晏は不快感を覚えた。この周大人は確かに博学多才だが、頑固で理不尽な人物でもあった。

萧晔はくつろいだ様子で、ただ周大人を引き寄せて手で何かを示した。之晏には理解できなかった。これまで萧晔は自分と話すときほとんど手話を使わなかったため、今彼が何を言っているのか全く分からなかった。ただ周大人の表情がとても微妙に変化しているのが見て取れた。しばらく相談した後、周大人は少し渋い顔をして之晏の前に立ち、彼を睨みつけた。

「お前の兄は最近、皇子たちへの授業で忙しくしている。彼からお前の状況を聞いた。まったく不埒な若者だな！今日からしばらく私のもとで学ぶこと...