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742話

指先が瑞々しく赤い桜のような乳首を撫で、ふと身体が震える。乳首も女性の敏感な場所だ。温かい湯と指先の愛撫で密かに膨らみ、元は大豆ほどの大きさだったものが今は小指ほどの太さになっている。

突き出た乳首は指の関節ほどの長さになり、水滴をまとって一層艶めかしく魅惑的だ。無意識に数回つまんでみると、快感が素早く伝わり、思わず喉の奥から呻き声が漏れ、そして止まらなくなった。

もう片方の手は震えながら足の間へと伸び、そこは疼くような痒さで愛撫を求めていた。指先がクリトリスに触れた瞬間、彼女は悦びに「ふぁっ」と声を上げ、本能的に擦り始めた。

これは彼女にとって真の意味で二度目の自慰行為だった。なぜこん...