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728話

彼女は慌ててその手を口に当て、引っ込めた。恥ずかしさに顔を赤らめながら心の中で「私、何をしているの、こんな馬鹿な」と思った。自分が人生で初めて自慰行為をしていたことに気づいていなかった。絶頂には至らなかったかもしれないが、初めての快感は骨の髄まで染み渡るほど魅惑的だった。

そして自己嫌悪に陥った翌日の夜、あの感覚を思い出し、また試してみずにはいられなかった。今度は一度始めると止まらなくなり、あの刺激的な感覚を求めてやめられなくなった。十数分後、彼女は人生で初めての性的絶頂を迎えた。

身体を震わせながら、目を見開いて太ももの間から手に伝わる愛液に恐怖と不安を覚えた。「おしっこ漏らしちゃった?...