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594話

「小雪、それはダメだ」

長青は慌てて目を閉じたが、小雪は彼の手を掴んで言った。「大丈夫よ、私たちは家族でしょう。叔父さんに刑務所に入ってほしくないの。さっき長青おじさんが私たちのために偽証してくれるって言ったけど、もし本当にその日が来たら、長青おじさんは本当にしてくれるの?」

「当たり前だ。俺はくそったれな法律なんて知ったこっちゃない。自分の良心に恥じなければ、誰が俺の家族を傷つけようとしても、最後まで戦うさ。安心しろ、小雪。お前の叔父さんには絶対何も起こらない。早く服を着ろよ」

「長青おじさん、ありがとう。私の叔父さんを助けてくれるのはおじさんの意思だけど、リスクを負わせるだけじゃ申し訳...