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567話

「うーんと、別に何でもないんだ」と刘おじさんは言葉を濁した。

「なんで刘おじさん、天井見てるの?」と呉秀俪は言った。「上には何も景色ないでしょ。私の方が天井より見栄えするわよ」

「いや、これは礼儀の問題で…」

「礼儀正しく見ちゃいけないってこと?」と呉秀俪は言った。「でも私、服着てるわよ。落ち着いて。見ないようにすればするほど、こっそり見たくなるでしょ。そういう欲望を溜め込むのは精神に悪いわ。見慣れてしまえば自然になるから、ほら見て。さもないと痴漢だって叫ぶわよ」

彼女が突然脅すような口調で言うと、刘おじさんは驚いて視線を下げた。鏡に映る半裸の胴体が自分の体のすぐ側に立っている。豊かな胸と丸み...