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535話

「いや、違うよ、雪ちゃん」劉さんは言った。「最初は君の体を見ると興奮して、すぐにでも抱きしめたい気持ちだったけど、今はもっと鑑賞する気持ちや尊重する気持ちが強いんだ。ただ見ているだけでも一つの楽しみになってる」

「本当ですか?おじさんがもう飽きちゃったのかと思いました。全部見られちゃって、新鮮味がなくなったって」

「冗談じゃない」劉さんは慌てて言った。「おじさんは冗談で言っただけだよ。ずっと心の中でお経を唱えて、なるべくそっち方面のことを考えないようにしてたんだ。それに午後君に一回させてもらったから、実際効果があったんだよ」

「お経?」

「大悲咒だよ」劉さんは言った。「張おじさんが送っ...