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512話

「行け行け。」劉さんは笑い泣きし、言った。「お前は他に何も覚えてないくせに、そんなことだけ覚えてるんだな。あれはただの暇つぶしで、面白いことがなくて口だけ遊んでただけだよ」

「そうですよ、ただの娯楽ですよ、自慢話して。今も暇なんですし」王偉は言った。「小雪ちゃんは厚顔無恥だから、おじさんが彼女を困らせて隅に追いやれるか見ものですね」

小雪を困らせる?それはちょっと難しいだろう!

劉さんは横目で彼女を見た。テーブルに両手をついて、露わになった胸が呼吸に合わせて揺れている。わざと隠そうともせず、むしろ期待に満ちた表情をしている。こんな光景はもはや「何でもあり」と言うべきだろう。

情欲が心の...